犬の笑顔はアハー

呑んだり食べたり見たり聴いたり読んだり思ったり

覚え書き 鈴木亜紀

 書いておかないと忘れてしまうかもしれないので書く。

 6月19日、何年ぶりかで外苑前のZ.imagine(ジマジン)に鈴木亜紀のライブに行った。そもそも今年の1月31日に、高円寺JIROKICHI鈴木亜紀を聴きにいったのが何年ぶりだよという話なのだ。

 

 1998年に亜紀ちゃんがデビューした頃はまだ結婚していなかった私達だが、行けるライブはほとんど行ったし、結婚してからはますます深みにはまっていったのだった。

当時、亜紀ちゃんの多くのライブで一緒に演奏していたのがパーカッションの石川智さん。やがて良原リエさん(鍵盤ハーモニカとかアコーディオンとかコーラスとか)やコモブチキイチロウさん(ベース)が加わって、ものすごく私(や夫)好みのライブが繰り広げられた時期があった。あの頃は豪華だったなあ。

その後、亜紀ちゃんは一人でピアノ弾き語りをする事が多くなり(弾き語りは好きなんだけど、時々単発で呼ばれるゲストが趣味じゃなかったりした。)、同時期に私達の事情もあって、鈴木亜紀ライブから遠ざかってしまった。

 

 今年の1月に久しぶりに石川さんコモブチさんと一緒のライブがある、というので

「行かねばなるまい。」と出かけてみたら。

他にも「行かねばなるまい。」と思った人達がいたようで、懐かしい人達に再会できた。大阪のあの人とか、山形のあの人とか、転職して静岡に行っちゃった夫の元同僚とか。店内はお客さんで一杯だったし。

コモブチさんのベースが映える『金色の砂』をライブで再び聴ける日が来ようとは。

 

 で、先日のジマジン。亜紀ちゃんと石川さんのツアー初日、だったそうで、翌日から長野、山梨、富山へ向かうという事だった。

 やはり、このコンビはとてもよい。亜紀ちゃんの曲がもっている空気と石川さんの作り出す空気がまじりあって、さらに深みのある世界になる。

 譜面を忘れたという石川さんだったが、身体が憶えていると言って、ブランクを感じさせない自然な演奏っぷり。聴いている私も『幸運の女神』の時は心の中で「ややーやややーや」とか「よよーよよ」と合いの手を入れちゃってたけど。昔、さんざん聴いたものも身体が憶えている。

 

またこのコンビのライブに行きたいものだ。

 

f:id:shippo4:20150619183120j:plain

これはライブ前に外苑前の駅を出たところにある天ぷら屋さんで食べた夏天丼。歌舞伎揚げっぽい天ぷらがのっている。ナスが丸ごと1個揚げてあって美味しかった。

 

 ここ数日気が付くと、頭の中を『幸運の女神』か『片浜海岸』がまわっている。久しぶりにファーストアルバムでも聴いてみるかな。