今更シリーズ 旅の思い出 桜散る会津+日光 1
もしかしたら鶴ヶ城の桜が見頃かも、という期待をもって会津に出かけた私達夫婦。
昨年5月の会津旅と同じように、今回も東武鉄道のフリー切符(7260円)を利用した。
4月24日
9時10分東武浅草発。この時間も昨年と同じ。
車窓から見える、のどかな風景が春らしい。菜の花があちこちに。
11時21分日光着。
日光で買ったお弁当
夫 ます寿司、私 とちぎ牛弁当。私はこれも昨年と同じ。夫は前回ささむすび弁当だったな。私はきっと次に行く時も同じものを買うような気がする。ビールは、夫 キリン一番搾り500ミリ、私 サッポロ黒ラベル350ミリ。
温泉卵をくずすと、スプラッタな感じになってしまった。
11時37分日光発、14時11分会津着。
宿泊予定のホテルのフロントに荷物を預かってもらい、鶴ヶ城へ。
道々目につく桜の花は、もう終わろうとしていて多くが散っている。
地面に落ちた花びらが風で舞い上がって幻想的。その花びらにまみれながら
「うふふ、うふふ」
と、昭和の少女漫画のように、手を下に広げてクルクル回る夫。
げらげら笑っているうちにお城に到着。
お堀には花びら溜りができていた。
花びらの地吹雪がすごい。前の週あたりが見頃だったのかな。
これが本当の桜吹雪
おやつは当然、桜ソフト!
ホテルにチェックイン。部屋にサービスで置いてあるピーナツ煎餅でお茶をいただいてから、盃爛処へ。
予約した18時よりも少し早く到着。
予約する時に、カウンター席がいい、と言うのを忘れていたのだが、入店の時に
「小上がりになりますけどカウンターの方がいいですか?」
と聞いてくれた。
「できたらその方がいいんですけど・・・」
というやり取りを聞いていた、カウンターにいたオジサマ2人が席を替わってくださった。恐縮しながらも、お言葉に甘えちゃった私達である。
お通しは、菜の花?のお浸しとブリフライ
旅先が内陸だと、あえて刺身を食べない夫だったが、今回めずらしく注文。
ソイとアイナメ。予想以上に美味しかったそうだ。私は生もの嫌いなので食べません。
他に注文したツマミは
・みのすけ豆腐
・栃尾油揚げ
・馬ハラミ串を3本
・青森にんにく焼き
・馬刺し
・なめこおろし
これは、おまけで出してくれたブリのハラミ
馬ハラミ串
馬刺し
なめこおろし
さて、肝心のお酒は
・泉川(純米吟醸)
・国権(純米)
この国権は、隣の席のKさんという愉快な紳士(先代店主の頃から25年も通っている常連さん)が、いつも呑んでいるという常温で御馳走してくださった。常温、美味しい。
・風が吹く(純米吟醸生酒)
そろそろお燗がほしいよね、と、店主のカズ君にお任せでリクエストしてみた。
まずは 開当男山 を出してくれた。もちろん美味しい。
次のお酒をおねだりすると、
「実は燗にするとヘンタイな味になる酒があるんですよ。」
とカズ君が言う。なんだそれは、気になるじゃないか。もちろんお願いする私達。
いつもは福島のお酒を出してくれるカズ君だが、これは珍しく京都のお酒だ。
お茶に見えるかもしれないが、お酒だよ。
玉川(山廃純米22by)を70度にしてくれた。おお、かなりクセがありますね。
で、それに合うツマミとして出してくれたのが
なんとビターチョコレート!
チョコを食べて玉川を呑んでみた・・・・・うわあなんだこれは!!
この組み合わせはばっちりだ。お酒の温度もぴったりだ。お酒だけで呑んだ時に感じたクセ(嫌なクセではないが、人によっては苦手かも)が、かえっていい感じだ。
カズ君すごーい!と夫婦で感動し、美味しい美味しいと呑みほした。酸が強いせいか、スイスイいっちゃって危険だわ。
カズ君的にはこれが渾身のラスト燗酒のつもりだったようだが、夫が更に別のお酒を要求。私も(えー、まだ呑むの?)と思いながらもつきあう。
・竹鶴(雄町純米)
ツマミは〆に注文した海苔茶漬けだ。
燗酒は美味しいのに地位が低く見られがちだよね、などと語り合う夫婦であった。
最後におまけだと言って出してくれたのは常温の
・花垣(純米大吟醸)
大満足で盃欄処を後にした。
ホテルにもどってお風呂にいった。このホテルの宿泊客は、すぐ近くの入浴施設(温泉ランド)を利用できるのだ。広いお風呂に入れてうれしい。色々な浴槽があるし。
お風呂上りにロビーの自販機でジュース(ネクター)を飲んだ。サンキストのネクターなんてあるんだ。懐かしい甘さでおいしい。
0時過ぎに就寝。