犬の笑顔はアハー

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旅の思い出 2014早春 2

 2日目。

7時起き、のつもりだったけれど、眠いので7時半起きに変更。

朝食はバイキングだった。ビジネスホテルの朝食バイキングは結構好きだ。このホテルはおかずがいっぱいあって豪華だった。焼き魚なんて4種類もあるし。本当は全種類食べたかったが、他のおかずも色々あるし、鮭、鯖、金目鯛の3種にした。(夫は鯖ではなく鰆を入れた3種。)

白いごはんでおかずを食べた後は、おかわりして桜海老ごはん。これがとっても美味しかった。

そして、とってもお腹が苦しくなった。あたりまえである。普段の我が家の朝食は慎ましく、ごはん(orおかゆ)、味噌汁、納豆、漬物、+α(ない事も多い)くらいなのだ。

朝からミニメンチカツまで食べちまったよ。でもいいんだ。旅なんですもの。

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 チェックアウトして、2日目のメインイベント会場へ向かった。歩いて行ってもよかったが、楽しく過ごす体力を温存するために(?)タクシーで行く事にした。が、ホテル近辺ではつかまらず、駅から乗った。またもやワンメーター。ちょっともったいなかったか。

 

  さて。やってきたのは 掛川花鳥園 である。鳥好きの聖地とも呼ばれているらしい。

2008年秋にナナクサインコのナナちゃんが急死して以来、我が家に迷い鳥が来ることもなく、インコ好きの夫は特にさびしさを感じていた。そんな彼にとって楽園のような場所があると知り、掛川行きが決まったのだった。

 

 入園料1050円を払って中に入り、真っ先にあるのは『世界のフクロウ展示 』。

フクロウ、ミミズク、コノハズク達が色々。

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アメリカワシミミズク

 

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掃除をしている飼育員さんをじっとみつめている、なんちゃらミミズク。

 

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 シロフクロウ(多分)。

 

  幼稚園児の団体がやってきて賑やかになった中、夢中で猛禽類を見ていたら、奇妙な鳴き声がする。いつのまにか、ケージに入れられたケープペンギンの赤ちゃんが2羽、いた。ふわふわで可愛い。奇妙な声を動画で撮ろうとカメラを構えたら、鳴くのをやめておとなしくなってしまった。写真も撮り損ねた。名前はまだなくて、募集中だそうである。

 次の展示は『ペンギンプール』と、

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オシドリプール』

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オシドリやコールダック、カモ類、黒鳥など色々いて賑やか(喧しいともいう)。エサを買って少し撒くと、わーっと群がってくる。

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手にのせて差し出してみると、食べにくる鳥もいれば、ビビッてそこまでできない鳥もいる。

 

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黒鳥はこの場所からほとんど動かなかった。

 

花がきれいな食事スペースを通り

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『屋内バードショー会場』『わくわくイベント広場』との共用スペース(ここにも猛禽類が多くいる)を抜けると

様々なインコがいる場所がある。↓は、コガネメキシコインコ。

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ウチにいたのと同じナナクサインコを発見したが逃げられてしまった。やっぱりビビりタイプのインコなんだな。

 

インコのエサ(リンゴ)を買うと群がってくる。夫は肩にとまらせてご満悦。

f:id:shippo4:20140228104418j:plainそして袖にフンをされた。

 

 

まもなくバードショーが始まるので、インコと少し戯れただけで『屋外バードショー会場』へ向かった。

 会場のベンチに座ると正面には池、その奥には木の生い茂った林があった。ショーは池の前で行われるのだが、登場方法がすばらしい。シロフクロウ、ハリスホーク、ワシミミズクらが林から池をわたって、待ち構えている飼育員さんの腕に飛んで来るのだ。ショーは1羽ずつ行うので登場もその都度1羽ずつ。飛んで来る様は本当にかっこよかった。そのシーンが撮れなかったのは残念。

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出番が終わると池の向こうに連れて行かれる。

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 バードショーで私達の心をわしづかみにした、ヘビクイワシのキックさん。

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ヘビの頭をねらって執拗にキックする。そのためショーで使うゴム製のヘビの頭には何度も修理した跡があるという。

 

バードショーの後はペンギンだっこ。入園時にだっこ料金を払い、整理券を受け取っていた。先着10組限定なのである。私達は4組目だった。

順番がきて、ベンチに並んで腰掛けると、飼育員さんがそれぞれの膝の上に、板を置き、そしてタオルをかけ、ペンギンをのせてくれた。ケープペンギンで、私の上にはカリンちゃん、夫の上にはイチゴちゃん。初めてさわったペンギンの独特な手触り。翼(手)は軟骨だそうで硬かった。

記念撮影してもらった。

 それから、フクロウをのせてみよう という体験イベントにも参加。小型フクロウと大型フクロウ、どちらかを選ぶのたが二人とも大型フクロウを選択。ベンガルワシミミズクだった。名前はルナちゃんだったかな(うろおぼえ)。これも記念撮影してもらった。

 

 再びインコまみれになりに、『インコのスイレンプール』へ行った。

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姿を消したナナクサインコを探しながらも、エサのリンゴを持っているため人懐こいコガネメキシコインコが肩や腕に2,3羽いっぺんにとまってくれてうれしい。しかし、いきなり群れになって猛スピードで飛び回りびっくりさせられるのもコガネメキシコインコ。

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インコの種類別説明板を抜粋。

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ナナクサインコのも。

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1羽しかいないんだ。

 

色んな鳥がいるなあ

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と、見ていたらやっと見つけた!

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エサ箱にとまっているななこちゃん。お食事中ですか。

ウチのナナちゃんは美しい声の持ち主だったが、ななこちゃんはギョルギョルした声。でも私が口笛吹いたら反応してくれて、だんだん声も変わっていった。訓練?すれば美声になりそう。

放し飼いの鳥が多いけれど、カゴの鳥もいる。

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そんなインコ達を見ていると、目の前をしれっと横切るキンケイ。f:id:shippo4:20140228122141j:plain

 

ヘラサギやシロクジャクをさらっと見てから、昼食をとるため食事スペースに移動した。バイキングもあったが、朝食をたっぷり食べてお腹ペコペコでもなかったので、売店でジャンクにすませることにした。

やきそば、たこ焼き、フライドチキン、そしてフクロウビール。

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たこ焼きは『焼き』というより『揚げ』っぽい。

フクロウビールは2人で3本飲んだ。美味しいビールだ。

 

午後のバードショーは屋内だった。猛禽類が飛ぶ、という基本は変わらないが、飼育員さんの足をくぐりぬけたりする、犬のような芸もあった。

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ヘラサギ達とじっくり戯れようと、再び『エボシドリとヘラサギの広場』へ行った。

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エサを買って持っていると チョーダイ と群がってくる。

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リンゴを食べるエボシドリ

 

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エサをねだるヘラサギ。クチバシが軽いプラスチックみたいで、手のひらにのせたエサを食べる時のカパカパした感触がやみつきになる。

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ありがたみを感じないくらい人に馴れてエサをねだるヘラサギだが、2009年1月の時点で世界に2000羽程度という、大変貴重な鳥らしい。ここのは大学の繁殖研究で生まれたものだそうだ。


『オオハシとトキの水辺』にも行ってみた。

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ちょうどエサが撒かれたところでお食事中。

 

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フラミンゴの足のペタペタ感がたまらない。

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オオハシがくわえているのはブルーベリーなのかな?

 

屋外にある『エミュー牧場』に行こうと出かけて行ったら、その隣に

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キックさんが住んでいた。かっこいいなあ。

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エミュー牧場』

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エサをもっていれば、とりあえずモテる。

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そして

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いずこともなく消えていったのであった。

 

 『ペリカンの池』を眺めた後、最終のバードショーを見に屋内会場へ向かった。今回のショーの〆はケープペンギン。多芸で可愛かった。

 

 そろそろおやつにしましょう、と昼食を買った売店へ。ロールケーキを食べようと、あらかじめ目をつけていたのだ。

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夫は白ふくロール、私はポポロール。ケーキセットで500円。

花鳥園にはポポちゃんというアフリカオオコノハズクがいる。

f:id:shippo4:20140228111554j:plain これがポポちゃん

 

  売店でインコ柄の手ぬぐいを購入して、花鳥園を後にした。

 それにしても、とても楽しい施設だった。飼育員さん達は、みな若く元気でハツラツと働いていていて、見ていて気持ちがよかった。

なによりも、あんなに色々な鳥とふれあえるなんて。鳥大好き!な人はもちろん、鳥嫌いやアレルギーの人以外には、充分楽しめると思う。

 

 徒歩で掛川駅に向かった。

駅からバスに乗り、倉真(くらみ)温泉へ行くのだ。といっても、落石防止工事で通行止めになっているので、バスは途中までしか行かず、宿の車に迎えに来てもらうことになっていた。バスの本数は少なくて、午後は14時50分、17時、18時20分。花鳥園でたっぷり遊んだ私達は17時のバスに乗った。

 さあ、温泉と猪鍋が待ってる。