犬の笑顔はアハー

呑んだり食べたり見たり聴いたり読んだり思ったり

生ぬるい空気

 今まで何回も繰り返されてきた事ではあるが、ここ最近の『自称ナショナリスト』『自称グローバリスト』達の暴言には怒りを通り越して呆れ果てている。それに対する世の中の生ぬるい空気感も気持ち悪い。

特に、大阪市長の発言に対して

「言い方は悪いけど、言っている内容は間違ってないよね」

とか言っている人が意外に多くいること。

間違ってないって何が?と聞いても、きっとモゴモゴして明確な答えを返せない人がほとんどなのではないだろうか。

私自身の言葉で、きちんとした事を書けるとかっこいいのだが、ちょっと自信がないので、

戦場ジャーナリスト志葉玲さんのメルマガをご自身のブログに転載されたものを。

橋下「慰安婦は必要」発言のツッコミどころ 

http://reishiva.exblog.jp/20444684/

橋下「慰安婦は必要」発言のツッコミどころ2

http://reishiva.exblog.jp/20473913/

 

生ぬるい空気につかって思考停止を続けているうちに、気がついたら日本は世界から孤立していた、なんて事になってしまうかもしれない。やだよ、そんなの。

 

憲法記念日

 私は日本国憲法前文を読むと、パンパカパーン!と頭の中でファンファーレが鳴り出す。それくらい憲法前文が好きなのである。

 

    日本国憲法前文

  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて 自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲 法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民が これを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
  日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安 全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地 位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 

 

 66年の間に、このような国になるための努力をしてきたといえるだろうか。

 

もう4年

 忌野清志郎がいなくなってもう4年。キヨシローの歌が、ますます普遍性を持って私の胸にせまってくる世の中である。生きていたらどんな歌をうたっていたのだろう。怒りと嘆きのロックン・ロールか、究極のラブ・ソングか。きっと両方だと思うけれど。

 

 数日前にふっと思いついた事だが、坂本冬美が歌う『スローバラード』を聴いてみたいな。美しい名曲ゆえに、ロックン・ローラーのカバーよりも、本当に歌の上手い歌手に切々と歌ってもらいたい。(チャボならいいです。)で、NHKの歌謡ステージみたいな番組でも歌ってもらって、普段は演歌ばかり聴いているような人の耳にもあの名曲を届けてほしい。

 

 それにしてもこの曲がリアルに感じる世の中はよくない。


忌野清志郎 Little Screaming Revue - 世の中が悪くなっていく ...

 発売当時もリアルに感じたものだが、年々悪く、さらにここ数ヶ月で坂道を転げ落ちるように世の中が悪くなっている。

 

コールスロー

 最近、私の中でコールスローブームである。『どピンクと合わせる為のマヨネーズ味の何か』を考えていて思いついたのがコールスロー

もともと我が家ではサラダをあまり食べない。ポテトサラダはたまに作るけど、いわゆる生野菜サラダを出す事はほとんどない。飲食店では食べたりするけど。おひたし、煮びたし、炒め物等でガシッと野菜を食べるのが好きなのである。

参考までに、ネットで作り方を検索してみた。ほうほうなるほど。皆さん色々それぞれなコールスローを作ってらっしゃる。

 じゃあ私も。

千切りにしたキャベツとスライサーで千切りにした人参に、薄味がつく程度に塩をしてしばらく置いておく。

新玉ネギを薄切りにして水に少しさらしてから水を切っておく。

キャベツと人参から出た水分を切って(しぼらない)、玉ネギ、コーンとまぜまぜ。

こしょう、酢、マスタード、マヨネーズを適当に入れてまぜまぜ。

冷蔵庫で数時間。

 こんなかんじで作ってみた。普通ですね。味も普通においしい。当然、わー!美味しい!!という感じではない。本当にありきたりのコールスローだと思う。

でも、その『普通のおいしさ』が良かったようで、夫に好評なのである。確かにおいしい。しみじみと。

13日に作って(マスタードを入れ忘れたので添えて出した)、20日に作って(酢を入れ忘れた)、25日に作って、と週に1回ペースで作っている。まだしばらく、このブームは続きそうである。週1ぐらいでブームっていうのもなんだけれど。

 おいしいから、という理由だけではまっているわけではない。多めに作っておけば冷蔵庫で2、3日もつ、というのがポイントかも。ポテトサラダも人参サラダも私が好んで作るサラダは最低でも2日に分けて食べてるもん。横着なのであるよ。

 

人参サラダについては

http://d.hatena.ne.jp/shippo4/20100215/1266240607

ここに書いていた。

 

 

 

 

素人床屋

 夫が20数年通っていた床屋さんが先月で店を閉めてしまった。長年一人で店を切り盛りしていた、夫曰く『床屋のにいちゃん』は全くの別業種のお仕事に就かれたという。これからの『床屋のにいちゃん』の人生に幸多かれ、と願ってやまない。

 さてしかし、困ったのが夫である。今さら他の床屋さんを探すのもなあ、一から人間関係を築くのもめんどくさいよ、と言う。1000円カットに行こうかなあ、と言っていたが、お洒落さんな知人から、それは止めとけ、と言われたらしい。

 じゃあ自分でやるか、とバリカンを購入したのだが結局カットするのは私なんだな。こわいじゃん。人の髪なんか切った事ないよ。小さい子供のアタマならともかく、いきなり大人の短髪なんて、バランス悪くなったらどうするの?と言ったら。

「いざとなったら坊主にするから大丈夫。」

だそうなので、さっき生まれて初めてバリカン持ってやってみた。結果は、超大甘な自己評価で55点というところか。これからもよろしくおねがいします、と言われたのでせいぜい経験を積んで70点くらいはとれるようにがんばろう。

これから我が家の収入も下がっていくだろうし(アベノミクスなんてくそくらえだ!)、家でやればタダだもんね。

とりあえず、55点(超大甘)なので、明日にでも手直しした方がいいな。

やっぱり春は どピンク

 4月5日に『どピンクのない春』というタイトルで書いたけれど、その後夫が注文して数日前に届いた。今、冷蔵庫の中には どピンク の一升瓶が2本入っている。あと、呑んだことのないお酒 姿・純米吟醸生原酒 の一升瓶も。

廊下には 悦凱陣・純米無ろ過生 も3本ある。(うち2本は阿州山田錦、1本はKU16。)私達は山廃が好きなのだが今回は手に入らなかったそうだ。でも前回買った山廃の未開封がまだ一本ある。

 今夜は久しぶりに我が家でしっかり晩酌。

・・・圧力鍋でふかした新じゃが(冬に秋田で買った男鹿半島の塩をつけて)

・・・油揚げ納豆詰め焼き

・・・釜揚げホタルイカ(酢味噌)

・・・さつまあげ

・・・いかなごの釘煮

・・・しめじ煮(昨晩の鶏モモ肉の照り焼きのタレが鍋に残っていたので、それで煮た)

・・・コールスロー(キャベツ、にんじん、新玉ネギ、コーン)

スタートは瓶ヱビスとトマトプリッツジャガビー。それから どピンク 悦凱陣の赤磐雄町無ろ過生山廃純米。このガイジンは今夜で終了。

 呑みながら、録画してあった『吉田類の酒場放浪記』をいくつか見た後、佐野元春がゲストで出た番組の録画を見たのをきっかけに、先月出た元春の新作について熱く語り合い、大盛り上がりの晩酌になった。

去年のロックン・ロール・ショー

 『忌野清志郎ロックン・ロール・ショー日本武道館Love&Peace 2012年5月2日』の番組を見ることができた。ウチで契約していないフジテレビNEXTでの放送だったけれど、ちょうど無料放送だったのだ。録画してあったのを「わーい!」と見始めたところ、映像に乱れが。数日前の悪天候の日の録画だったので仕方ないか。でもくやしい。

印象に残ったのはLOVEPSYCHEDELICOが歌った『Oh!Baby』。もともと大好きな曲だけれど、LOVEPSYCHEDELICOの二人とDr.kyon(アコーディオン)の3人編成で、アメリカン・フォーク調のアレンジといえばいいのかな、実に格好良くて素敵だった。ちなみにボーカルのKUMIは中日ドラゴンズの外野手大島に似ている。というより大島が彼女に似ているんだな、順番で言うと。

あと、どんとの息子のラキタが歌った『まぼろし』もよかった。原曲のイメージはそのままで、そこに彼がすっぽりはまっている感じ。見た目も声も儚げなので(実際にどうかは知らないけど)、あの傷ついた孤独をうたう曲にぴったりだと思う。それにしても名曲だ。

相変わらず、チャボの『いい事ばかりはありゃしない』は味わい深い。スティーブ・クロッパーが『ドック・オブ・ベイ』をうたい続けているようにチャボはこの曲をうたい続けていくのだろう。

 そういえば、今年のロックン・ロール・ショーには佐野元春が出るそうな。キヨシローの名のついたイベントに元春が出るのは初めてなんじゃないか?何を歌うのかな。

佐野元春については、また改めて書く予定。ここ数年、私の中で元春の存在感が増してきているのだ。